調理・清掃サービス科は、調理や清掃分野に必要な基礎を学びます。調理関連の教科では、調理の基本技術や衛生管理法などの基礎を学びます。清掃関連の教科では、清掃用具や各種清掃機材の知識や使用方法などの基礎を学び、調理分野や清掃分野に関連したサービス業への就職を目指す科目です。
就業支援科は、就業に必要な社会生活に関するスキルを高め、企業で働く準備を整えます。また、基本的な事務作業、調理作業や清掃作業を行い、本人の作業適正を見出します。専門性を高めて就業を目指す場合は、6か月訓練にステップアップが可能です。ステップアップとは、就業支援科を修了後に続けてオフィスワーク科もしくは調理・清掃サービス科に入校できるものです。これには一定の要件を満たし、選考を受けて頂く必要があります。
平成30年、我が国の高齢化率は28.1%に上昇し、要援助者の生活を支援する制度、施策の一層の充実が求められています。私たち介護サービス科は、高齢者・障害者介護に従事しようとする方を対象とした基礎的な職業教育として、対人理解や援助の基本的な知識と理念、専門職としての職務の基本姿勢や知識・技術などを介護教育の基本としています。平成25年度より、医療的ケアがカリキュラムに含まれ、より専門性のある訓練を行っています。
クリーンスタッフ養成科とは建物等を美しく保つと同時に、利用者のために快適で清潔な環境作りに必要なクリーニングやメンテナンスの知識と技能について学ぶ訓練です。ハウスクリーニングの業務は住宅のキッチンや浴室、トイレ等様々な清掃を行います。ビルクリーニングにおいては事務室や廊下の管理、窓ガラスの洗浄など、あらゆる分野が含まれます。このため作業者が建物に合わせた作業ができるよう、この一連の知識と技能を修得するために基本から学ぶことができます。
福祉用具、介護、福祉住環境および介護・医療事務についての知識・技能の習得を目指します。訓練では多様な福祉用具を実際に使用しながら、取扱い方法や介護技術を学び、福祉用具専門相談員と介護職員初任者研修の資格を取得できます。特に福祉用具専門相談員は、介護を必要とする人たちが可能な限り自立して生活するための福祉用具を選定する役割を担っています。当科では介護の基本を理解し、さらに福祉用具について深く学びます。
電気は私たちの快適な生活に欠かすことができません。一戸建て住宅等にある電灯・コンセントの電気工事作業に従事するには、電気工事士の資格が必要です。当科は経済産業省の養成施設に指定されており、修了すると、電気工事に必要な第二種電気工事士免状が取得できます。 指導員、講師の長年にわたり培ったノウハウによる分かりやすい指導で、電気工事士として必要な知識と技能を習得します。さらに、ビルの電気工事に必要な第一種電気工事士試験合格に向けても取り組みます。
現在、家具業界では、消費者の多様なニーズに応えるために優秀な技術や技能を有している人材を確保しています。特に、基礎技術を保有している若い職人を採用し、企業で育成する傾向にあります。当科では、木製の箱物家具(箪笥・書棚・食器棚など)製作を主体に、設計図の描き方や読み方、構造工作、木材の性質、木工機械の取り扱い方と調整を学び、実習では、部材の木取り、墨付け、加工、組み立て、仕上げ(塗装)を行い、家具製作に必要な知識と技術を習得することを目的としています。
ファッションに対し消費者は、高品質・付加価値の高い商品と多様化・個性化された商品を求めている現在、グローバル化された業界では、広範な知識と高度な技能をもった優秀な人材が求められています。当科はアパレルメーカーへの就職を目指し、婦人服のパターンメーキング・アパレルCADシステム・工業用縫製に重点をおき、婦人服の製造に必要な企画・調査分析・デザイン・生産管理などアパレル全般の基礎知識を学び、パターンメーカーや商品企画者が必要とする実践的技能の習得を目指します。
今まで働いたことの無い方、就業経験の浅い方、新たに電気制御分野で就業したい方が、電気系ものづくり企業で働くために必要な知識と社会人として必要な知識を身に付け、就職することを目的とした科目です。、PLCプログラミング、配線作業などの実習を主体とした訓練と、就業に必要なビジネスマナーや文書作成などの訓練とを組み合わせ、少人数によるきめ細かい指導を行います。就職したいけれど一歩が踏み出せない方、自分に向いている仕事を見つけられない方は、電気制御の初級技能者として職業人生をスタートしてみませんか。
私たちの豊かな住環境をつくるためには、人々の目に触れる仕上部分が重要です。その中でも建築の内外装はとても身近な部分であり、近年新素材の開発に伴い様々な施工方法が取り入れられています。住宅内外装仕上科では、建築物の仕上に関する下地から仕上までの一連の建築仕上施工について、タイル・左官・内装を中心とした実習主体の訓練により幅広い知識と技能を習得できます。
3DCADや3Dプリンター、工作機械などを使った「ものづくり」の訓練を通して、開発から製造までの一連の流れを学び、ものづくり企業への就職を目指すことを目的とした科目です。3ケ月間の実習を主体としたものづくり訓練と、1ケ月間の就業に必要な知識を習得する訓練を組み合わせています。当科は、30歳未満の方を対象としており、未経験の方が楽しみながら着実にステップアップできる訓練内容です。使用機器:ソリッドワークスインベンター3Dプリンターレーザー加工機旋盤フライス盤ボール盤